柔軟に形を変えて体にフィットしてくれる低反発マットレス。
体を押し返す反発力が低いので体圧にそってフォームが変化し、ふんわりしっとりとした何とも言えない優しい感触がクセになりそうです。
寝心地がよいので低反発マットレスの購入を考えている方も多いと思います。
でも毎日寝ていると汗とか浸みちゃいそうだけど、低反発マットレスは洗濯できるの?
できるだけ長く使いたいけど普段の手入れはどうしたらいい?
低反発マットレスの寿命って大体どれくらい?
そこで今回は
『低反発マットレスの洗濯方法や普段のお手入れをチェック!寿命は長く使える?』
についてお伝えします。
低反発マットレスの洗濯方法や普段のお手入れをチェック!
◇低反発マットレスは洗濯できない!濡れタオルで拭いてケアを。
一般的に多くのマットレスが洗濯は不可である素材のものが多いですね。
(エアウィーヴで知られるような樹脂製マットレスなどは一部水洗いが可能な製品もありますが。)
低反発マットレスは低反発ウレタンやラテックスといった素材でできていますが、これらの素材は洗濯できません。
ウレタンやラテックスは水に弱く濡れたら品質が落ちてしまうためですね。
クリーニングも基本的にはできないと考えて下さい。
でも日々使っているとシーツやカバーをしていても汗とか汚れが気になりますよね。
低反発マットレスは洗濯はできませんが、濡れタオルでケアすることができます。
手順は以下の通りです。
- 中性洗剤(食器用洗剤など)を水に薄めてタオルを浸す。
- 絞って汚れが気になる部分に押し当てたりたたいて汚れを浮かせる
- 水道水でタオルを洗い①②をくりかえす
- 汚れが目立たなくなれば水道水で洗ったタオルでたたいて洗剤をとる
- 乾いたタオルを押すように当てて水分をしっかりとる
- 布団乾燥機やドライヤーを使うなどしてしっかり乾かす
以上のようにすると気になる汚れを軽減することができます。
ただ中の素材まで水分が浸みてしまうと劣化につながりますので、側生地をメインにケアするようにしましょう。
側生地を取り外せる場合は外して掃除するといいですね。
マットレスの中材まで汚れを浸透させないためにも、マットレスカバーやパットなどを使うと安心ですよ。
濡れタオルでケアした後は水気が残るとカビの発生につながりますのでくれぐれもしっかり乾燥させるのを忘れないようにしてくださいね。
お子さんやペットのおねしょが心配な場合は防水シーツを併用するのもいいですね。
低反発マットレスの寿命は長く使える?
◇風にあてるなど通気を定期的にして湿気に気を付ければ長持ちする!
低反発マットレスは体に沿って柔軟に凹むことで寝心地がよいのが特徴です。
しかし凹みやすい素材であるがゆえに長年つかうとヘタってしまって元に戻りにくくなるというのが悩みですね。
また水分にかなり弱く、通気性が悪いので湿気が溜まるとすぐにカビの原因になります。
結露の出やすい季節のマットレスの敷きっぱなし等はカビのもとですよ。
ちなみにニトリのある低反発マットレスの場合は5年間の交換保証がついています。
低反発マットレスブランドの代表格である「テンピュール」の場合は2年から15年まで商品によって幅広い保証期間となっています。
このことから、低反発マットレスの寿命は短くて1~2年、長くて10年以上と言えます。
つまり適切なケアをしていればこれくらいの期間は良い寝心地を楽しめるということですね。
ではできるだけ長く寿命を保つには次のことを心がけてみましょう。
- 時々マットレスの上下裏表を変える「ローテーション」をして同じところばかり体圧で凹まないようにする
- 月に数回マットレスを壁に立てかけて扇風機や自然の風をあててしっかり湿気を飛ばし乾燥させる
- スノコ状のものを下に敷いたりスノコベッドをつかって通気をよくするかマットレスの下に除湿シートを敷いて湿気を防ぐ
毎日ではなくても時々こうした工夫をするだけで寿命が格段に長くなりますよ。
まとめとして
低反発マットレスは寝心地がいいため高価なものも多く、中には数十万円するものもあります。
品質は折り紙付きですが、その寝心地の良さを最大限にキープして寿命をしっかり保つには日々のケアが大事になってきます。
洗濯はできませんがここで紹介したような掃除やケアを心がければいい状態の寝心地を長年楽しめますよ。
お気に入りの低反発マットレスが見つかったら、是非上手にケアして快適な生活をお楽しみくださいね。