【マットレス】コラム

介護用マットレスの特徴や選び方は?防水シーツも併用できる!

人生100年時代となり、誰もがいつかはお世話になる可能性がある「介護」

そして自分の身内を介護する機会もあるでしょう。

介護をする側もされる側も快適に過ごすにはシーンに合わせた介護用マットレスを選ぶといいですよ。

ただ、介護に適したマットレスと言うとただ高いものを選べばよいわけではありません。

介護という状況に合わせた特徴を持ったマットレスがたくさん販売されていますので、ポイントを押さえたマットレスを選べばお互いが楽に過ごせます。

では介護用マットレスの特徴は?

どんなタイプを選べばいいの?

マットレスを汚さないために防水シーツをプラスするにはどう使う?

そこで今回は

『介護用マットレスの特徴や選び方は?防水シーツも併用できる!』

についてフォーカスしてみました。

介護用マットレスの特徴や選び方は?

介護用マットレス 特徴 選び方

◇褥(じょく)瘡(そう)(床ずれ)予防で体圧分散でき、身体レベルに合わせたものがおススメ!

一般的なマットレスと言うと、自分の好みの柔らかさや寝転んだ時の手触りなども重視しますね。

ですが介護用のマットレスを選ぶ場合は、それプラス特別重視すべきポイントがあります。

更に介護を必要とする方の介護度(日常生活や体を動かせるレベル)が違えば重視する点も変わってきますよ。

それでは介護用マットレス選びで重視するポイントをご覧ください。

① 褥瘡(床ずれ)ができないよう体圧分散に優れたもの

介護度の高い方は特に自分で寝返りをしたり起き上がることができず寝たきり長時間同じ姿勢で寝ているので褥瘡(床ずれ)ができやすくなります。

私も実際に見たことがありますが、

褥瘡がひどくなると皮膚がえぐれて専門の処置が必要になり本当に痛々しいですし感染を招く原因にもなります。

褥瘡を防ぐため介護現場では定期的に左右寝ている向きを変えたり体とマットレスの間にクッションを挟み一か所に負担がかからないようにします。

ですから根本的にマットレスの体圧分散が出来ていれば褥瘡リスクがぐんと減らせることになるので介護度が高い場合は特にポイントとなります。

具体的には低反発ウレタンマットレスなどがおススメですよ。

②立ち上がり動作が楽にできるもの

先ほどとは逆に介護度が低く、自分で起き上がったり介助があれば立って移動やトイレに行ける場合は動作しやすいある程度の硬さが大事です。

軟らかすぎると立ち上がり動作の時に自力で体を支えることが難しく、本当は自分で立ち上がれるはずが介助を要したり転倒の恐れもありますね。

自分である程度自由に動作できるというのは自信にもなり生活の質が上がりますし、介助する側の負担も減らします。

こうしたレベルの方におススメなのはしっかり体を支えてくれるスプリングタイプのマットレスです。

更にマットレスの厚さをベッドサイドに座った端座位の時に足裏がしっかり床につく高さになるよう選ぶと安定した状態で立ち上がれますよ。

またウレタンタイプのマットレスも適度な反発力があるので起き上がりや寝返りがしやすいです。

中には端の方だけ硬い素材を用いたマットレスもあり、寝ているときは硬すぎず、立ち上がり動作の時はしっかり体を支えてくれますよ。

③通気性が良い

寝た状態の時間が長い方には通気性が悪いマットレスだと非常に不快となります。

特に夏などは大変寝苦しく蒸れた状態だと体の清潔も保ちづらく皮膚トラブルにもつながる恐れがありますね。

マットレスの中にはしっかり体を支える素材であるほど通気性が悪いものも多いですが、介護用の通気性がよいマットレスもありますよ。

エアーマットレスは体圧分散に優れながら体が動いた時に空気を排出し蒸れを防いでくれる優れものです。

ただ電気を使用するので電気の要らないマットレスよりは多少のコストがかかるのですが、介護される側にとっては快適ですね。

また電気を使用しない種類としてジェルタイプのマットレスなら体圧分散、通気性ともに高評価でおススメです。

いずれも電動ベッドを使う際はマットレスが曲がりにくくなく快適に使用可能か確認しておくと安心ですよ。

介護用マットレスには防水シーツも併用できる?

介護用マットレス 特徴 選び方

◇防水シーツ併用も可能だしマットレス自体撥水加工済みの物もある!

その他に介護する時のマットレス選びで気になるのが、もしも汚れてしまったときに後処置がしやすいかどうかですね。

介護中はオムツの交換や体をふいてあげる等汚れたり濡れたりする動作も多いです。

介護する側にとっては万一汚れてしまった時にケアしやすいマットレスだと精神的にも体力的にも負担がかなり違いますね。

もちろん介護される側にとっても不快さや精神的負担が少なくなります。

簡単に対策をするには現在使っているマットレスの上に防水シーツを敷くこと。

こうすれば汚れても防水シーツを拭く、上のシーツを交換するだけで済みます。

ただし、防水シーツの場合は電動ベッドではズレてしまうのが毎度のストレスとなったり、寝返りによってズレるということもあります。

ズレたシーツのシワは褥瘡の原因となることもありますから気を付けないといけませんね。

お薦めは撥水加工済みのマットレスです!

万一汚してしまっても簡単にふき取れますし消毒などもしやすいですよ。

ポリエステル、ナイロンの生地を使ったものがいいですね。

まとめとして

介護現場では負担を少なくする工夫はもちろん、介護を要する側の方ができるだけ自分でしたい動作をできるような工夫もされています。

マットレス一つとっても、適したものを使うと非常に毎日の生活リズムを向上させてくれ、実り豊かな毎日をサポートしてくれますよ。

最近はレンタルもありますから、まずはレンタルで試して気に入れば購入してもいいですね。

介護の困りごとがある場合は、是非マットレスを見直してみて下さい。

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