空気を入れるだけでどこでもマットレスを広げられるエアマットレス。
持ち運びができるし寝心地も快適なので色々なシーンで活用されています。
また体への圧迫が少なく痛くなりにくいので、介護の場面でも有効とされることがありますよ。
そんなエアマットレスは具体的にどんな場面で使える?
キャンプや車中泊でも使っている人が多いって本当?
そこで今回は
『エアマットレスとは?使い方は介護やキャンプ・車中泊で人気!』
について注目してみました。
エアマットレスとは?使い方は介護分野で活躍!
◇空気の浮力で体圧を分散し「床ずれ」(褥瘡)を防ぐ!
エアマットレスというのは空気で膨らませて使うマットレスです。
手動で空気を入れるものから、電動のポンプで空気を入れるもの、ポンプ内蔵のものまで様々なタイプがありますよ。
中でも介護現場で使われているエアマットレスは「床ずれ(褥瘡)」予防のアイテムとしてかなり効果を発揮します。
床ずれとは、ずっと寝たきりの方の体でお尻や背中、かかとなどマットレスに触れ続けている圧迫を受けやすい部分の血流が悪くなり損傷したものです。
特に骨の関節部分にできやすいですね。
あざのように変色するだけでなく、ひどくなるとえぐれたようになったりそこから感染症にかかったりします。
出来てしまったらご本人はかなり痛いですし、医師や看護師による専門の処置が必要になり、中には重症化して手術が必要になることもあるんですよ。
ですから、寝たきりの方の介護ではいかに褥瘡を作らないかが大事な課題となっています。
床ずれ予防のために、一日に何度も体の向きを変えてクッションを挟んで圧迫を防ぐなどが行われますが、それにエアマットをプラスするとなお良いです。
エアマットレスなら空気の浮力で体圧を分散してくれるので、寝ていても同じ部分に圧力がかかり続けるのを防いでくれるんですよ。
防水素材なら万が一濡らしてしまってもシーツを変えてマットレスはサッとふくだけで済みますね。
同様に体圧分散ができるマットレスとしてウォーターマットレスもありますが、水温を適宜調整する必要があり、エアマットレスはその心配はありません。
ただある程度介助があれば起き上がりや寝返りが自分で出来るような方の場合エアマットレスだと軟らかすぎて自立度が下がってしまう恐れがあります。
ですから介護の必要度によって導入を決めるといいですね。
また長く使っているとだんだんエアが抜けてきますので定期的に空気補充が必要です。
エアが抜けると底付き感が出てエアマットレスの長所が失われてしまうので気を付けましょう。
使わない時はエアを抜けばコンパクトにしまえるので、普段は入所している方の仮退院やご自宅での外泊の時だけベッドを使うときにもいいですね。
もちろん急なお客様用のベッドにも使えます。
リクライニングベッドにも対応できるものもありますよ。
エアマットレスはキャンプ・車中泊で人気!
◇持ち運びや収納が楽で寝心地も良いので屋外での使用で活躍
そしてエアマットレスはアウトドアシーンでも人気です。
キャンプに行くとテントで寝る時に寝袋だけでは背中が痛くなりますよね。
下に敷くシートをもっていっても、やはりお家のベッドほどの寝心地にはなりません。
デリケートな方の中には「寝心地が悪くて眠れなかった」という体験をした方もいるでしょう。
エアマットレスは空気を入れないままコンパクトに持ち運んでキャンプ先のテントの中でふくらませば簡単に極上ベッドになります!
更に断熱性の高いエアマットレスであれば地面からの冷気からも逃れられます。
また車で旅をする際の車中泊グッズとしても活用されていますよ。
コンパクトなモノでしたら、車に積んでおくことができますね。
もしも災害にあった時に避難先で車中泊が必要になった場合にも疲れた体と心をしっかり休ませてくれるでしょう。
ペットボトルほどのサイズに収納できるものや、ソファのようになるものなどデザインもオシャレで機能性の高いエアマットレスがたくさん出ています。
Camel キャンピングマット
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LeHom エアソファー
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まとめとして
マットレスと言えばウレタン製などが有名ですが、重たくてだんだんヘタってくるという難点がありますね。
その点屋外にも簡単に持ち出して設営できるエアマットレスは一つ持っておくと色々な場面で活躍してくれますよ。
インターネット通販や介護用品店・アウトドアショップで最新のエアマットレスを試してみてはいかがでしょうか。