腰痛は二足歩行を始めた人間の宿命、という言葉があるのをご存じですか?
そうはいっても、腰痛はとてもつらいし日常動作に支障がでます。
腰痛をひどくしないためには毎日のちょっとした対策を長期的に行うことが効果的です。
腰痛にならないための心がけは?
腰痛が悪化しないために使えるものはある?
そこで今回は腰痛について気になっている方なら要チェックの
『腰痛対策で日常から注意すべきポイント!簡単にできる対策を紹介!』
について情報をお伝えします!
腰痛対策で日常から注意すべきポイントは?
◇まずは正しい姿勢を心掛けるのが一番!
腰痛になる原因として、無理な姿勢や長時間腰に負担がかかる動作があります。
腰痛になる動作と言うと、重い荷物を運んだりといったことをイメージしがちですが、実はただ単に「ずっと座っている仕事」でも腰痛になります。
どんな姿勢がどれくらい腰に負担をかけるかを比較した時、立って前に屈む動作と同じくらいの負荷が「座る」だけの動作でもかかるんですよ。
これは座る姿勢が股関節を曲げることで腹筋が緩くなるので腹筋以外の背中や腰の筋肉で体を一生懸命支えることになるためですね。
また座ると腰の骨も曲がったままになるので腰に更なる負担が増えます。
座っていると立ち仕事より楽に思えますが、実は立っている姿勢よりも腰痛になりやすいというのは驚きですね。
こうした座り作業による腰痛を防ぐためには、座り姿勢を正しい姿勢に維持する必要があります。
<正しい座り姿勢>
・ 背筋と首をまっすぐ上に伸ばす
・ 腹筋に力が入る姿勢(股関節より膝が少し高くなり、かつ足の裏が床についている姿勢=足の下に雑誌などで土台を作り座るとよい)
・ その状態でお尻を背もたれにしっかりつけて深く座る
普通に椅子に座ると大抵の場合は膝が股関節より下がった位置になることが多いので、前述の姿勢はちょっと慣れない姿勢かもしれません。
でもこれで腰の負担が楽になり腰痛を防げるなら、試してみる価値がありますね。
また立ち姿勢も普段から正しい姿勢を意識していると、腰痛緩和になります。
<良い立ち姿勢>
・ 両足に均等に体重をかけてしっかり立つ
・ 頭のてっぺんから釣り上げられている気持ちで背骨はまっすぐ、首と頭も上にまっすぐ伸ばす
・ 腹筋が緩んで下っ腹が出ないように腹筋を意識する
こうした姿勢を日ごろ気にかけているかいないかで、かなり体のゆがみに差が出ますよ。
また長時間立っていないといけないときは片足を何かに載せると腰が楽になりますので、交互に片足をのせて正しい姿勢を維持すると楽にできます。
そして筆者が腰のリハビリで教わったのが「いわゆるお姉さん座り(正座から足を少し斜めに崩して座る女性が良くやる座り方)はダメ!」とのことでした。
参考にしていただけると幸いです。
腰痛対策で日常から簡単にできる対策を紹介!
◇腰にとって正しい姿勢を維持できるグッズを試してみよう!
そうはいっても、ずっと腰によい正しい姿勢を意識し続けるのは大変なことです。
どうしても目先の仕事などに集中していると、だんだん背骨が曲がった不自然な姿勢に崩れてしまいますね。
そういうときは、腰の負担を軽くする便利なグッズも試してみましょう!
以下に便利な腰痛対策グッズの一例を紹介します。
① 高反発マットレス
腰痛がある方にとっては寝姿勢も大事なポイント。
腰痛があると寝返りをうつのもこわごわという場合もありますが、寝返りをサポートしてくれるマットレスだと楽に寝返りをうてますよ。
やや硬めの高反発マットレスであれば適度な反発力で寝返りをサポートしてくれますから、実際に店頭の商品で寝返りしやすいものを見つけてみましょう。
硬すぎても体が痛くなり、柔らかく体が沈み過ぎると寝返りがしにくいですから、是非自分の体で感覚を寝て試して購入してくださいね。
通販でも返品保証のあるタイプなどであればあとで体に合わなくても返品や交換が効きますから安心ですよ。
② 腰痛対策座布団
座り仕事の人におススメなのが、普段使う椅子に載せて使えるクッション。
価格は数千円くらいからあり、腰痛を緩和してくれるクッションやサポートチェアというものが販売されているので、高価な椅子を新調するより手軽ですね。
椅子の座面に乗せるタイプから背面まで一体になったタイプまで様々です。
体圧分散や骨盤の姿勢をキープしてくれるので長時間座っても疲れにくく腰痛予防になりますよ。
長時間運転するような方も車で使えるタイプがありますからチェックしてみて下さい。
③腰サポーター
腰に巻くコルセットのようなグッズです。
マジックテープで自分の体に合わせて留められるようになっており、立ち仕事で腰に負担がかかる方の腰を支えてくれます。
背中から腰の下部にかけて広めのサポーターがしっかりと支えるので骨盤が固定されて動きやすくなりますよ。
ドラッグストアなどで扱っているものからアスリート愛用の物まで色々なタイプがありますから、探してみましょう。
締め付けが苦手な方は特に腰を使う時だけ使用して、休憩時は外すようにするといいですね。
夏でも蒸れない素材を選ぶのもポイントです。
④温熱シート、鍼テープ
今はドラッグストアなどでも手軽に患部をケアするグッズが手に入ります。
腰痛のリハビリでは腰を温熱パックで温めて血流を良くし筋肉を緩めるケアがありますが、手軽なグッズでも似たケアができますよ。
カイロでもいいのですが、じんわり温める温熱シートや患部に貼る鍼テープなども市販されています。
リハビリに中々通えない方、自宅でもケアしたい方はこうしたグッズをチェックしてみるのもいいですね。
注意事項をよく読んで使用すれば手軽にお家ケアができますよ。
まとめとして
一度腰痛になるとその後も再発しやすいのでとても苦労します。
筆者自身腰痛持ちなのですが、腰痛を予防するためにも悪化させないためにも前述したようなことを色々と気を付けています。
悩むだけでなく、自分の味方になってくれるグッズを探すのも心強いものですよ。
大事な腰との長いお付き合い、上手につきあって毎日を楽しく過ごせるといいですね。