マットレスの素材というとウレタンやスプリング製などが有名ですね。
またエアウィーヴのように樹脂を編んで作った高級マットレスなども知られてきています。
他に「ラテックス」という素材のマットレスもあるのをご存じでしょうか?
ラテックスマットレスは耐久性が高く体圧分散にも優れているという事で特に海外ではポピュラーとなっていますよ。
でも日本国内ではまだあまりなじみのない素材ですね。
ラテックスマットレスってどんなもの?
特徴とデメリットも知りたい!
そこで今回は
『ラテックスマットレスとは?寿命やデメリットを検証!』
に注目してみました。
ラテックスマットレスとは?
◇体圧分散性に優れ耐久性が高くヘタりにくいゴム製マットレスのこと
ラテックスと言うのはゴムの木の樹液から作られた素材です。
ゴムの液を専用の型に流し込んで固めて作るマットレスで、ヨーロッパではよく使用されるマットレス素材ですよ。
天然ラテックスと合成ラテックスがあり、天然ラテックスは天然ゴム含有量が80%以上、合成ラテックスは天然ゴム含有量が80%以下のものを指します!
中でも「天然ラテックス100%」は最低限必要な凝固剤を除くとゴムの木から丁寧に採ったゴム樹液を100%使った純正のラテックスマットレスです。
合成ラテックスの場合は天然ゴム樹液だけでなく石油から作ったゴムを使用しているので天然ラテックスと比べて安いですが品質が落ちます。
以下に天然ラテックスと合成ラテックスの長所をそれぞれ載せますね。
<天然ラテックスの長所>
- 柔らかすぎず硬すぎず体圧分散性に優れ、体を支えつつソフトな寝心地
- 沈み込みがなくゴム独特の反発力で寝返りがし易く体に負担が起きにくい
- 天然ラテックス100%のモノだと自然抗菌力がありダニやホコリが生じにくい
- しっとりした感触でホコリも出にくい
- 天然ラテックスは形が崩れにくく耐久性が高い
<合成ラテックスの長所>
- 天然は高価だが、合成ラテックスマットレスだと安いものは3~5万円で販売されている
以上のような特徴からも、ラテックスマットレスを購入するならできるだけ天然ラテックスを購入するのがおススメですね。
当然予算に合わせてにはなりますが、マットレスは一度購入すると10年程度は使えるのでできれば’安物買いの銭失い’にならないようにしましょう!
私自身も2019年の消費税増税前にいい機会!と思いマットレス購入しましたが正解だったと思っています!
ラテックスマットレスの寿命やデメリットを検証!
◇寿命は天然なら大体10年!合成ラテックスのゴム臭などデメリットも
では次にラテックスマットレスの寿命についてですが、天然ラテックスの場合は大体10年が保証期間となっているのでそれぐらいが寿命と言えますね。
合成ラテックスマットレスの場合は耐久性が低く2~3年でヘタりなどがみられるようになってしまいます。
耐久性を重視するなら天然ラテックスを選びましょう。
次にラテックスマットレスのデメリットについても見ておきましょうね。
<ラテックスマットレスのデメリット>
- ゴムを使用するのでゴムアレルギーの方には不向き
- ウレタン素材などより3倍近くの重たさがある
- スプリングマットレスに比べると通気性が悪く、特に日本の夏は蒸れを感じやすい
- 天然ラテックスマットレスは合成より高価(最低でも10万円台~)
- 合成ラテックスは天然ラテックスと違って抗菌力がほぼない
- 天然ラテックスではゴム臭がほぼ無いかすぐ気にならなくなるが、合成の場合は臭いがキツイ
以上のようなデメリットがあります。
それでも耐久性はスプリング製なども大体10年前後の保証期間のマットレスが多いので、合成ではなく天然ラテックスであれば同じくらい持ちますね。
ゴム臭も天然ラテックスならほぼ気になりませんし、通気性についても蒸れ対策をしたマットレスも売られているのでそういったものを探すといいですよ。
ラテックスマットレスは他の素材にはないしっとりとした感触が魅力なので、デメリットを知ったうえで天然の良いものをまずは店頭で触ってみましょう。
実際に普通のウレタンマットレスと比較して合う人・合わない人がいると思うので体験して購入するのは非常に大事だと思います!
まとめとして
ラテックスマットレスは包み込むような柔らかさとゴムの弾力を利用して体をしっかり支えてくれる感触が快眠をもたらしてくれます。
体圧分散性も高いので腰痛の予防にも向いていますね。
最近では歳を取ってきた両親のためにラテックスマットレスを購入してあげるというケースも増えてきています。
店頭でも取り扱っていることが増えていますので、まずはどんな感触の素材なのか実際に触って寝転んで体感してみるのがおススメですよ。
ラテックスマットレスの知識もつけて、より幅広い選択肢の中から自分に合ったマットレスを見つけられるといいですね。