マットレスには様々な種類がありますが、大きく分けるとコイルマットレスとノンコイルマットレスに分類することができます。
コイルとはらせん状のバネ(スプリング)で、コイルが素材のマットレスをコイルマットレス、それ以外の素材のものをノンコイルマットレスと言います。
コイルが入っていると丈夫で体圧分散に優れており耐久性もいいので高価で有名なマットレスブランドにもよく使われていますね。
でもコイル(スプリング)が入っていないマットレスもメリットがたくさんあり、そちらを好んで使う方も多いのです。
そこで今回は
『ノンコイルマットレスとは?スプリングなしで収納メリット・注意点を検証!』
について注目してみました。
ノンコイルマットレスとは?
◇スプリングでなくウレタンや樹脂、独自素材を使ったマットレスのこと!
ノンコイルマットレスと言うと、その名のとおり「コイル(スプリング)を使わないマットレス」のことです。
コイルマットレスはバネを一つ一つポケット状の袋に入れて敷き詰めたポケットコイル、バネが連結した状態で敷き詰められたボンネルコイルがあります。
このようなコイルを使わず、ウレタンや樹脂、ラテックス(天然ゴム)、メーカー独自の素材でできたマットレスをノンコイルマットレスと呼ぶんです。
柔らかく体を包み込む感触が人気の低反発ウレタンマットレスや、適度に反発力があって腰痛防止になる高反発マットレスなどが有名です。
何故コイル使用の有無が区別の対象となっているのかと言うと、コイルを使うかどうかで「折り曲げられるか」「耐久性が強いか」が変わるためです。
コイルマットレスは硬くて頑丈なバネでできているので、簡単には折り曲げられません。
その代わり耐久性が強くノンコイルマットレスよりも長い間良い品質を維持できるといわれています。
ただしノンコイルマットレスにも優れた性能を持つものがたくさんあり、例えば浅田真央さんや錦織圭さんが愛用する「エアウィーヴ」もノンコイルです。
エアウィーヴの場合は独自の樹脂を使って水の中で形成したマットレスであり、通気性がよく軽量で水洗いができるという特徴がありますよ。
またコイルマットレスはバネで体圧分散が出来ることが強みですが、エアウィーヴの場合も適度な反発力で体圧分散に優れています。
こうしたことから、ノンコイルマットレスも高価なコイルマットレスに劣らず素晴らしいマットレスだと分かります。
スプリングなしマットレスの収納メリット・注意点を検証!
◇折りたためて収納も楽だが通気性が課題
ではノンコイルマットレスのメリットと注意点を確認しておきましょう。
<ノンコイルマットレスのメリット>
- コイル(バネ)が入っていないので折り畳んで収納できる(部屋を広く使える)
- 柔軟性がある作りなので電動介護用ベッドなど曲がるタイプのベッドで使えるものも多い
- コイルマットレスより価格がリーズナブルなものが多い
- 分厚過ぎず、バネのように重たい素材でない場合が多く移動しやすい
- バネのような金属でない素材が多く、破損しても危なくない
- コイルが連動した素材とは違うので一部が劣化しても全体への影響は少ない
- 購入する時圧縮してコンパクトに送られる商品も多く、玄関が狭かったり大きなものを一人で運べない場合にも楽に設置できる
- 薄手のマットレストッパーとして柔らかすぎたり硬すぎるマットレスの上に使用して寝心地を調整する商品もある(マットレスを買い替えるより安い)
<ノンコイルマットレスのデメリット>
- コイルマットレスよりも通気性が悪く蒸れやすかったりカビ湿気ダニ対策が必要なものが多い
- ウレタンやラテックスなど熱や直射日光に弱い素材もある
- ラテックスの場合は独特のゴム臭を気にする人もいる
ただし、上記のようなデメリットを克服したノンコイルマットレスもいくつも開発されていますよ。
以上のようなメリット・デメリットを把握したうえで様々な優れた特徴を持つノンコイルマットレスをチェックするといいですね。
まとめとして
最近は多様なマットレスが販売されており、ニトリや無印など家具量販店でも店頭でたくさんのマットレスを試すことができます。
また繊維メーカーが開発した独自の新素材を使用して、これまでにない新しい技術や特徴を誇る製品も出てきています。
どんなマットレスが人気なのか、是非市場をチェックしてみて下さいね。