【マットレス】コラム

高反発マットレスと低反発マットレス違いは?用途や腰痛持ちにはどっち!

マットレス選びをしていると色々な専門用語が出てきます。

中でもよく出てくるのが「高反発」「低反発」というワード。

マットレスのタイプを示す言葉ですが、具体的にはどういったものなのかよくわかりませんね。

またどちらが体に対して良いのか、選ぶときのポイントも知りたいものです。

どういうときに使ったらいいかの用途や、腰痛などがあるときはどちらが向いているかも知りたい!

そこで今回は

『高反発マットレスと低反発マットレス違いは?用途や腰痛持ちにはどっち!』

に注目してみました。

高反発マットレスと低反発マットレス違いは?

高反発マットレス 低反発マットレス 違い

◇体を押し返す反発力・体が沈み込む柔らかさが違う!

まず低反発と言うのは「体を押し戻す反発力が低い(弱い)」ということです。

よくマットレスを上からギュッと手で押さえると手形が残ってなかなか元のマットレスの形に戻らない、あれですね。

低反発マットレスは寝転んだ時に体圧が加わったところが体に沿って凹むので、優しく沈み込むような包み込まれる感触が気持ちいいです。

軟らかいマットレスの方が落ち着くという方には大変お薦めのタイプですよ。

ただ体の大きい人、重い人の場合は沈み込みすぎて底付き感を感じて寝苦しいという人もいます。

またサッと寝転んだときは気持ちがいいのですが、だんだんお尻など重たい部分が更に沈み込んで体がくの字になって寝苦しいこともあるので注意です。

 

逆に高反発と言うのは「体を押し戻す力が高い(強い)」ということです。

高反発マットレスを手で上からギュッと押しても素早くもとの形に戻り、手形が残ることはありません。

つまり、少し硬めのタイプなんですね。

体圧に対して適度な反発があるので、体が沈み込むことがなく寝姿勢が崩れません。

また寝返りを打つときにも体を押し戻してくれるので寝返りしやすいですよ。

ただ硬いのはちょっと、という方には寝苦しく感じる場合もあります。

高反発と低反発、どちらも体圧分散力に長けているのですが、体格体重や硬さの好みによって相性があるということです。

低反発マットレスの素材は低反発ウレタンが多く、高反発マットレスの素材には高反発ウレタンか高反発ファイバーが用いられることが多いです。

またマットレスの反発力や硬さを数字で表示していることもあり、「N(ニュートン)」という単位で示されます。

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これはJIS規格で定められた方法で公的機関やメーカーが測定していて

  • 低反発=おおむね60Nまで
  • 高反発=おおむね100N以上
  • 普通=60N以上~100N未満

であることが一般的です!

ただしメーカーによって低反発や高反発と謳う基準が様々なので、実際には数値やネーミングも参考にしながら自分の体で感覚を確かめた方がいいですね。

実際マットレスに横向きに寝てみて、しばらくたってしっかり体がしずみこんでから真横から見た時に背骨のラインがまっすぐなマットレスがいいですよ。

寝返りをする時に不自然な力が入ってしにくいということがないかも合わせてチェックしましょう。

高反発マットレスと低反発マットレスの用途や腰痛持ちにはどっち?

◇腰痛持ちに適しているのは高反発、柔らかい寝心地を求めるなら低反発がおススメ

では高反発と低反発、具体的なそれぞれの特徴や用途を確認しましょう。

<高反発マットレス特徴>

  • 通気性と耐久性が高いが価格も高い
  • 硬い寝心地が好きな方や体重が重かったり体の大きい方におススメ
  • 人によっては硬すぎると感じる人もいる
  • 高反発の中でも更にニュートン値で硬さを選べるブランドもあるので細かい硬さのチョイスが可能
  • ファイバー素材は通気性抜群だが冬は寒く感じる
  • 寝返りを打ちやすく腰も沈みにくいので腰痛持ちの方には高反発がおススメ!

<低反発マットレス特徴>

  • 柔らかく体へのフィット感がある寝心地が好きな方に人気
  • 価格が安いので気軽に試せる
  • ただし耐久性・通気性が低く寝返りも打ちにくいのが難点
  • 夏は暑さを感じやすいが、冬は暖かい
  • 女性や体の軽い人には好む人が多い

以上のような特徴の違いがあるので、硬いのと柔らかいのではどっちが好きか、腰痛があるなら高反発、など用途によって使い分けましょう。

まとめとして

腰痛対策と言う点では低反発より高反発に軍配が上がりました。

また耐久性が高いといわれるスプリング素材のマットレスと比べても、高反発マットレスの方が更に耐久性が良いと言われます。

価格も10年ごとに買い替えるスプリングタイプよりコスパが良いですよ。

ただ硬さには好みがあるので、どのマットレスを選ぶにしても商品名で判断せず、実際に寝て自分の体や好みに合うものを見つけることがおススメです!

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