色々な商品を試してやっと見つけたお気に入りのマットレス。
マットレスは一枚買うにしても値段が高価なので、購入したらできるだけ長くいい状態を楽しみたいですよね。
ヘタりが出ないように、という注意はしている人が多いと思いますが、カビの対策はできていますか?
特にジメジメした日本の梅雨や夏はあっという間にカビが生えてしまう可能性があります!
寝心地は変わらずいいままなのに、裏にカビが生えてしまったら気持ちが悪くてもうマットレスを使えなくなってしまいますよね。
それは絶対に避けたい!
ではマットレスにカビが生えるのはなぜ?
対処法はどうするのがいい?
そこで今回はお気に入りのマットレスをカビから守りたい方必見の
『マットレスにカビが生えるのはなぜ?原因から対処法は乾燥させるのが一番?』
についてチェックしていきましょう。
マットレスにカビが生えるのはなぜ?原因は?
◇湿度が特に夏場カビにとって理想になってしまいカビが生える!
マットレスを敷きっぱなしで何もしないでおくと、主にジメジメした梅雨や夏を中心にカビが発生しやすくなります。
お布団でも敷きっぱなしだとカビやすくなりますが、マットレスは厚くて重たいものが多いので更に敷きっぱなしの方は多いでしょう。
布団と違ってマットレスの場合外に持ち出して干すというわけにもいきませんし、天日に干すと生地のダメージになりそうですもんね。
ではなんでマットレスを放っておくとカビが生えるのでしょうか?
カビは部屋の空気1㎥につき数個から数千個も浮遊しています。
室内の埃やハウスダスト1gあたりとなると10万~100万個ものカビが検出されるんだとか!
空気中に漂っているカビは室内の壁や床にくっついて、温度が5~35度あれば成長できます。
おうちの室内温度は大体10度~29度くらいが多いので、カビにとっては十分ですね。
更にカビの成長には水分が必要ですが、カビが成長するのに必要な湿度は80%。
室内の湿度はそんなに高くはならないから大丈夫と思っていても、お布団やマットレスには毎晩200㏄の水分が体から出てしみ込んでいます。
更にカビが利用するのは空気中の水分が床や壁についた分なので、マットレスや布団の下にできた結露は大歓迎。
人間が寝ている寝具なら埃や垢などが貯まりやすいのでカビにとっての栄養も豊富です。
敷きっぱなしのマットレスや布団はまさに「カビを積極的に育てている」ようなものだといえますね。
夏は温度も湿度もぐっと上がり寝汗もひどくなりますから、夏場の敷きっぱなしの寝具はカビにとって理想的な環境です。
知らない間に、カビが大喜びする環境を作り出してしまっていたなんて恐怖ですね。
カビが好むところはダニも好みますし、健康被害やアレルギーの温床になってしまいますよ。
マットレスにカビが生える対処法は乾燥させるのが一番?
◇除湿・通気させる・すのこを使うなどとにかく乾燥させて!
では大事なマットレスにカビが生えないような対処法はどういったものがあるのでしょうか。
以下、カビさせない対処法をまとめました!
① 時々壁にマットレスを立てかけて扇風機をあてる
布団と違って干すことが難しいのが重たいマットレスです。
このマットレスを乾燥させるには壁に立てかけて扇風機をあてるなどして通気させるのが有効ですよ。
一人暮らしの女性などで重たいマットレスを持ち上げるのが大変なら、マットレスの片側だけを少し持ち上げてそこへ本などを挟めば通気できます。
ちょっと手間かもしれませんが、これをするのとしないのとでは効果が全然違いますよ。
② シーツやベッドパッドなどをこまめに洗濯する
マットレスのカバーやシーツなどは寝汗や垢などカビが好むものがたくさん貯まります。
マットレスを洗うことはできませんが、こうしたカバー類をこまめに洗濯すれば水分や汚れをカビに与えることがなくなりますね。
③ 除湿シートを使う
マットレスの下に除湿シートをつかうと、結露や湿気を吸収してくれます。
商品によってはその除湿シートだけを抜き取って天日干ししたらカラっと乾いて再度使用することができるようになります。
マットレスを干すよりも楽に除湿・乾燥状態を保ててカビ防止になりますよ。
④ すのこを使う
マットレスの下にすのこを敷いておくと通気性がよくなるので使わないよりはカビが生えにくくなります。
マットレスの下に敷く用のすのこやすのこベッドも多数売られているのでチェックしてみて下さいね。
まとめとして
マットレスにカビが生えないための方法を色々と書いてみましたが、一番効果があるのはやはりマットレスを立てかけることです。
毎日はできなくても、週末やよく晴れた日にはやってみてはいかがでしょうか。
特に梅雨や夏の晴れ間は積極的にこうしたちょっとしたケアをしておきましょう。
せっかく購入した高価なマットレスですから、その寝心地を長期間キープしたいですね。