最近は畳の好きな日本人でも、寝るときはベッドという人も多いですね。
足腰が痛い高齢の方にもベッドの生活が人気です。
でも今まで布団を敷く生活だった方にはベッドの「マットレス」ってイマイチ敷布団との違いがはっきり分からなくないですか?
オリンピック選手が寝るときのマットレスは良いものを携帯しているという話題は出ることがありますが、マットレスってそんな薄いものもあるの?
分厚いのがマットレスだと思っていたのに!
そもそもマットレスって何語?
いろいろと基本的なことが気になってきます。
そこで今回は
『マットレスとは?敷布団との違いや由来は英語なのかチェック!』
について情報をお伝えします。
マットレスとは?敷布団との違いはある?
◇ベッドの上や敷布団の下に使うのがマットレス!
まずマットレスとは何かを確認しましょう。
百科事典ウイキペディアを参考にすると
・ マットレスとは、ベッドの上や敷布団の下などに用いる寝具
・ 大きく分けてベッド用と布団用に分けられる
・ ベッド用は主にベッドのボトムの上にのせて使用
・ 布団用は床の上に置きその上に布団がのる。あくまで敷布団の補助
とあります。
マットレスの種類は
・ スプリング(ばね)マットレス…コイル状の鋼などを使ったもの
・ ウレタンマットレス…中材にウレタンを使用したマットレス
・エアーマットレス…ビニル製で中に空気を入れて使用する
などが代表的で、厚さの薄いものが敷布団用に作られています。
次に「敷布団」について説明していくと
・布団:畳やベッドの上に敷いて、睡眠時に用いる
・ 敷布団:人が上に横たわるため(の布団)
・布の袋の中に綿・ポリエステルなどの化学繊維・羽毛・羊毛などが詰められ、中綿が型くずれしないように綴じ糸やキルティングなどで固定されている
とあります。
つまり、マットレスと布団は「中身の材質の違い」や「布団をマットレスの上におくことはあるが逆は無い」というのが区別のポイントと言えますね。
ちなみにベッドでなく床に直置きするマットレスもありますし、マットレスの上に置き更に寝心地をよくするマットレストッパーというものもありますよ。
マットレスは畳がない部屋でフローリングに布団で寝る場合に布団の下に使っている人も多いですね。
またベッドマットの柔らかさが体に合わない場合に硬さを好みのものに調節するのにトッパーをのせている人もいます。
マットレスと敷布団の一般的な印象で区別してみると
・ マットレスは分厚くて丈夫で耐久性が高い反面、移動がむずかしく高価
・ 敷布団はマットレスより薄く移動や処分も楽だが湿気を含みやすく中身がへたってくるので定期的に中綿打ち直しや買い替えが必要
・ マットレスはベッドに置きっぱなしにできるし、敷布団は使わない時は収納に片付ければ部屋を広く使える
といったイメージですね。
また外国から来て布団を試した方の感想として
・ 布団の方が少し硬いのでフカフカが好きな人はベッドマットレスが良い
・ 布団で快適に寝るにはフローリングでは硬いので畳が必須
・ 布団はマットレスと違い一緒に寝る人の振動が伝わらないのでいい
・ マットレスはベッドにのせっぱなしでいいけど布団を敷きっぱなしにしたら季節によってはカビが生える
・ 日本の部屋は狭いからマットレスより片付けられる布団がよりスペース使える
・ 最初布団を見た時は日本人はベッドを買うお金がないのかと思った!
・ 布団はたたむのが面倒
・ 土足で部屋で過ごすからベッドの方が楽、布団は汚れてしまう
・ 引越や来客があった時は布団の方が楽に対応できる
・ 布団は安い!
と言った声がありました。
生活スタイルによって、どちらが好まれるかが分かれてきます。
自分の良眠に合う寝具を色々と試してみたくなってきますね。
マットレスの由来は英語なの?
◇「マットレス」はアラビア語で「横たわる場所」に由来!
世界の寝具の様式を考えると、敷布団は部屋の中では靴を脱ぐ習慣の地域で、マットレスは土足文化の地域で発展したのでしょう。
昔の人も良い睡眠のために寝具を試行錯誤してきたんですね。
ではそもそも「マットレス」って何語なんでしょうか。
響きとしては英語っぽく聞こえますが、なんとアラビア語が由来なんですよ。
アラビア語の「横たわる場所」を意味するMatrahという語が起源なのだとか。
アラビア語は世界で3番目に多くの地域で使われている言語なので、言葉とともにマットレス自体も広く世界に伝わっていったんですね。
まとめとして
日本人としては、陽に当てた敷布団で寝る幸せも、自分の体に合った硬さのマットレスを見つけた時の喜びもどっちも大事ですね。
最近は厚さがあるマットレスだけでなく持ち運びに便利なマットレスもあります。
布団やマットレス、いずれも中身の材質や体重分散の仕組みにこだわって丁寧に作られています。
自分の体の状況と寝る環境に合わせて、色々な寝具を試してみてはどうでしょうか。