良質な睡眠をとると、毎日を快適に過ごせ、さまざまなメリットを感じられます。
そもそも良質な睡眠とは、十分な睡眠時間(7時間から9時間)+質の高さのこと。
日本の平均的な睡眠時間は6時間程度と世界的に見てもかなり少なく、世界の主要国のなかでも最下位です。
忙しい毎日を送る日本人にとって睡眠時間の確保は大変なので、睡眠の質に注目して、あなたに合った適切なマットレスを選ぶことが大切です。
そこで今回は、
【マットレスを選ぶ基準を紹介！腰痛対策では何を重視すればいい？】
についてフォーカスします。
睡眠環境で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
マットレスを選ぶ基準を紹介！
冒頭でお伝えしたとおり、睡眠時間の確保が難しくても、適切なマットレスを選ぶと睡眠の質を高められます。
マットレスを選ぶ基準は、以下の5つです。
・支持性
支持性とは、マットレスが体を支える力のことを指します。
寝ているときの理想的な姿は、
仰向けのとき…立っているときと同じ姿勢
横向きのとき…背骨と首のラインが一直線になっている姿勢
です。
というのも、人間は普段から体への負担を分散させるために、自然に湾曲した姿になっているから。
（画像引用：https://kaimin.jp/）
寝ているときも同様の姿勢になるようにしっかりと支えられるマットレスだと、睡眠の質がアップするというわけです。
・耐久性
長く快適にマットレスを利用するためには、耐久性も大きなポイントです。
マットレスの耐久性には、コイル線材の品質とウレタンフォームの密度が関係しています。
コイル線材の種類はピアノ線と硬鋼線がありますが、ピアノ線のほうが耐久性に優れており、耐用年数の目安は10年前後です。
硬鋼線は炭素保有量によっても異なりますが、おおよそ3年から7年の耐久性といえます。
ウレタンフォームの密度(kg/㎡)は、高反発で40以上、低反発で50以上なら8年以上の長期使用が可能です。
・通気性
通気性が良くないと、ムレが生じて快適さが失われます。
そのため、睡眠の質が下がりやすくなってしまうのです。
・体圧分散
体圧分散とは、名前のとおり体への圧力を分散する力のことです。
体を支える頭や腰・足などの部分のそれぞれに少しずつ負荷がかかっているため、体型に合った硬さを選ぶと良いでしょう。
体型が大きめの方は沈み込みやすいので硬めのマットレス、細めの方は硬さを感じやすいので柔らかめのマットレスがおすすめです。
寝返りのしやすい硬さかどうかもチェックしましょう。
・サイズ
マットレスのサイズは、下記の6種類です。
体の大きさや使用する人数、部屋の広さによって選択します。
- セミシングル(子どもや小柄な方1人) 部屋の広さの目安：4畳
- シングル(中柄な方1人) 部屋の広さの目安：4畳
- セミダブル(大柄な方1人) 部屋の広さの目安：6畳
- ダブル(小柄な方2人) 部屋の広さの目安：8畳
- クイーン(中柄な方2人) 部屋の広さの目安：8畳
- キング(大柄な方2人) 部屋の広さの目安：10畳
腰痛対策では何を重視すればいい？
腰痛対策としてマットレスを選ぶときは、10cm以上の厚みのあるマットレスをおすすめします。
なぜなら、厚みのあるマットレスは体圧分散がしやすく、腰やお尻などの特定の部位が沈み込みにくいためです。
寝返りをうちにくく、ずっと同じ姿勢になってしまうことも腰痛の原因となるため、寝返りをうちやすいマットレスを重視しましょう。
反発力が高いと寝返りがうちやすいため、高反発素材を狙うのもポイントです。
実物もしっかりと試し、硬すぎず柔らかすぎない、あなたに合った寝心地のマットレスを探してみてくださいね。
まとめとして
マットレスを選ぶときは、基準をしっかりと把握して、体型などに合った商品かどうか見極めることが大切です。
あなたに合っていないマットレスを使い続けると症状が悪化してしまう可能性もあります。
逆にいうと、マットレスを変えるだけで驚くほど体への負担が減り、睡眠の質がアップするということです。
体にフィットしたマットレスを利用して、毎日を快適に過ごしましょう！
