腰痛を持っている方にとっては「眠る」ことが苦痛に感じることがありますね。
私も腰のヘルニアがあるのですが、最も酷かった時期は立ち上がる・座る・横になる・体を起こす・寝返りを打つ、の全てに激痛を伴いました。
その痛さと言ったら腰の骨を電動ドリルでガガガっと押し削られるような痛みで、ただ寝るのさえ苦行でしたね。
でもマットレスの硬さに気を付ければ腰痛に悩む人も今より楽に眠れるかもしれませんよ。
腰痛のある人におススメのマットレスの硬さは?
腰痛改善には体圧分散も大事ってなぜ?
そこで今回は
『腰痛に悩む人におススメのマットレスの硬さは?体圧分散も重要!』
についてチェックしていきましょう。
腰痛に悩む人におススメのマットレスの硬さは?
◇柔らかいよりは腰が沈み込まない硬めのマットレスがおススメ!
腰痛がひどい方にとっては寝具の選び方は重要です。
立ち上がりがつらいので布団よりベッドを好む人が多いでしょう。
ベッドマットレスを選ぶには硬さが色々販売されていますが、腰痛に悩む方に良い硬さはどういったものでしょうね。
腰痛持ちの方におススメなのは「硬めのマットレス」です。
もしも腰痛持ちの方が柔らかいマットレスを使った場合、フワフワ心地はよくても体が沈みがちで体の重たい部分である腰などが特に極端に沈みます。
これにより横から見ると体が「く」の字状に曲がってしまい、腰に無理な姿勢となり痛みが生じます。
また腰が沈みすぎることと柔らかいマットレスのせいで寝返りが打ちにくく、同じ状態の姿勢が続いて腰に負担がかかり続けるという悪循環になりますね。
寝返りを打ちにくいと血行も悪くなり腰痛に大敵の「血行不良」にもなり、疲労物質が滞って炎症や痛みが強くなってしまいます。
これが腰痛を悪化させる要因です。
ですから、腰痛持ちの方はフカフカの柔らかいマットレスよりは硬めを選ぶのがおススメなんですね。
ただ体重の軽い女性や高齢者、お子さんなどの場合は硬すぎると体に痛みを感じることがあります。
これはマットレスが硬すぎることによってマットレスと首や腰のくびれ部分との間に隙間ができてその周辺に負荷が掛かるからです。
その為体重の軽い方、女性、お子さんなどは寝てみて「腰が沈み込まず腰の括れや首のところとマットレスの間に隙間ができない硬さ」がおススメですね。
マットレスに寝て横を向き背中側から見てもらって、背骨のラインがまっすぐになっていれば合格ですよ。
体重の重い方や男性、筋肉質の方はもともと体が沈みやすいのでしっかり硬めのマットレスがいいでしょう。
腰痛に悩む人には体圧分散も重要?
◇負担がかかりやすい頭・肩・腰に体圧が集中しないよう体圧分散性は大事!
そして腰痛を悪化させないためにもう一つ大事なのが体圧分散です。
人が横になって寝ている姿勢では一般に「頭・肩・腰・足」に負担が集中します。
これは寝たきりで介護のいる方も頭・肩・腰・かかとやくるぶしなど出っ張って重たいところが圧迫で床ずれができやすいことからも分かりますね。
普通のマットレスでは体圧が集中するこれらの部分が痛くなりがちですが、体圧分散力に優れたマットレスならこうした一部分に負担が集中しません。
体全体をマットレスが支えてくれるので、体の一部分だけに圧力が偏ってかかる心配がないのです。
ポケットコイルマットレスなどは体圧分散に優れた商品が多いですね。
腰痛の方は特に腰に体圧が集中すると更に症状が悪化するので「体圧分散」の良いものを選びましょう。
体圧分散性の高いマットレスは適度な反発力もある物が多く、寝返りが打ちやすい点も腰痛の方にはいいですよ。
まとめとして
腰痛に悩む方には硬めのマットレスや体圧分散性の高いマットレスがおススメでした。
すでに柔らかめのマットレスをもっていて買い替えるお財布的余裕がない、という方には「マットレストッパー」という商品もあります。
お手持ちのマットレスの上に敷いて寝心地を改善するものですが、マットレス自体を買い替えるよりお安く手に入れることができます。
硬さを選べるものもあるので、気になる方は探してみて下さいね!